
霊媒師の霊能力、または霊力と呼ばれる力は、一般的に霊感と呼ばれる感覚を研ぎ澄ませ、自らの意思によって制御できるまでに昇華した能力のことを表します。霊感では霊的な存在、つまり霊魂や生霊、精霊などの存在を感じることができるだけに留まりますが、霊能力では、霊の力を行使することができます。言い換えれば、すなわち霊能力のうち、霊的な存在を感じる力のみを指して霊感と言うわけです。
霊的な力を用いて、通常の科学では解明できないことをなし得る霊能力ですが、その能力の種類は多岐に亘ります。最も一般的な霊能力は霊視であり、様々な霊や神仏を視覚のような感覚で「見る」能力のことです。遠方の霊を視たり、複数の霊を同時に視たり、同じ霊視でも霊媒師によってその能力には差があるようです。
霊媒師は霊視の能力を用いて、相談者の守護霊や背後霊を実際に視て、彼らの表情や身なりといった視覚的な情報から様々なことを読み解きます。また、生き霊がとり憑いている状況や、特定の場所に出没する地縛霊の存在を視たりすることもあります。ただし霊媒師がそれらの霊と会話をしたり、何か使役させるには、また別の霊能力が必要となります。